京都の食文化、「京料理」を支える水の話

京都ならではの食文化、「京料理」。京都には、非常に長い年月をかけて食文化や調理法を発展させてきた歴史があります。旬の素材を使用し、季節ごとの彩を添えた見た目にも美しい京料理は、古くは奈良時代までその成り立ちについて遡ることができると言われています。

 

京料理は、素材を活かすことをとても大切にしています。うまみが十分に引き出されただしをふんだんに使い、色合いを損ねないよう濃い色の調味料はほとんど使いません。素材を活かすことで少しの味付けでも多彩な料理を楽しむことができるのが京料理の魅力です。

 

ここまで京料理が発展したのは、京都の新鮮で美味しい水のおかげとも考えられています。京都の豊富な地下水は硬度が低く、硬度が高い水に比べて昆布の旨味が出やすいという特徴があります。また京野菜はその豊かな水と京都特有の寒暖差が激しい気候の中で育ち、他の産地よりも濃厚な味や香りを持つことで知られています。もともとしっかりとした味が備わっているため、ほんのわずかな味付けでも美味しい料理になるのです。

 

京料理は、京都の豊かな水がなければここまで発展しなかったかもしれませんね。この水のおかげで、今日も美味しい京料理を皆様にお届けすることができています。

 

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