季節と暮らしの目印~和食と二十四節気~

現在、グローバルで使われている暦は
太陽の運行を基準とした太陽暦の一種、「グレゴリオ暦」です。

日本でも同様に、このグレゴリオ暦が一般化していますが
その始まりは、遡ると明治時代になります。
明治維新から大急ぎで欧米の文化を取り込んでいた時代です。

それまでの日本の暦は「太陰太陽暦」(いわゆる旧暦)が採用されていました。
今回は、この「太陰太陽暦」と和食が関わりあっていることについてのお話です。
(※以下「旧暦」と表記します)

旧暦は、飛鳥時代に仏教や漢字とともに伝来しました。
この旧暦の特徴は、まず大変複雑だということです。
日付ではなかなか季節感を感じにくい部分もあります。

そうした点を補うためとして使われるようになったのが
「二十四節気」なのです。
季節の情報や、感情、風情が込められた言葉で
実際の生活の目安とされてきました。

ちなみに、さらに具体的に気候の変化を知らせるため
二十四節気をさらに3等分した「七十二候」というものもあります。

二週間をひとつの区切り(一節気)と考えて
たとえば春の季節でしたら

「立春」2月4日ごろから
「雨水」2月19日ごろから
「啓蟄」3月6日ごろから
「春分」3月21日ごろから
「清明」4月5日ごろから
「穀雨」4月20日ごろから

上記のような六節気を春とします。
夏も秋も冬も、同じように六節気からなっています。

二十四節気は、日本文化の根幹をなしています。
文化や旬、自然、風情など、暮しの目印となります。
今でも季節感を使える言葉として
折々で耳にすることがあると思います。

和食においても、こうした二十四節気の考え方は
先人たちから受け継がれ、「目印」となっていると
私たちは考えています。

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