祝儀・不祝儀とは?~日本料理における「陰陽」の考え方~

こんにちは!
京都市伏見区にある「創作和膳 吉祥」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。


日本料理の切り方や調理法など
いろいろな事柄を説明するのによく用いられる理論があります。


それは「陰陽論」です。


これは、シンプルに一言で言いますと


「物事には必ず陽の面陰の面とがあり
それらが表裏一体となって成り立っている」

ということになります。



祝儀、不祝儀は、陰陽論でいいいますと
祝儀が「陽」に、不祝儀が「陰」に当てはまるでしょう。


ただし、けっして祝儀=吉、不祝儀=凶
というわけではありません。


祝儀が「嬉しい」、「喜ばしい」、「おめでたい」
という気持ちを表現する場であるならば

不祝儀は「悲しい」、「寂しい」、「嘆かわしい」
といった、祝儀とは相反する気持ちを表現する場となるのです。


日本料理にかかわる陰陽分類の一例には
次のような決まりや考え方があります。




【形】
陽・・・丸(八角以上)
陰・・・三角、四角(五角以下)


【状態】
陽・・・表、凸(前に出ているもの)、浅い、温かい、向こう側、右巻き、右、躍動
陰・・・裏、凹(後ろにへこんでいるもの)、不快、冷たい、手前側、左巻き、左、静寂


【数】
陽・・・奇数
陰・・・偶数


【魚】
陽・・・丸ごと、海の魚
陰・・・切り身、川の魚(ただし鯉は陽)


【野菜】
陽・・・体をあたためる野菜
陰・・・体を冷やす野菜


【その他】
陽・・・ハレ、天、男、祝儀
陰・・・ヶ、地、女、不祝儀


日本料理においても、さまざまな事柄が
はるか昔から、陰陽、および五行に当てはめられてきました。


献立や膳組、盛り付けなどを考える際には
いまでも、ひとつの価値観、拠り所として活用することが


「創作和膳 喜祥」では、日本庭園の景観を楽しみながら
四季折々の旬の京野菜などを用いたお食事と
京都伏見で醸造された地酒にこだわって提供しております。

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